アップライトについて

Fアップライト Fアップライト Rサス Rアップライト
Rピボット Rピボット Rピボット 治具
アップライトを変えようと思った切っ掛けは、190mmルールに対応するためでした。TYPE-Rが出る以前のTF-2の場合は、全幅190mmを得るためには、ワイドサイズの足回りに、3mm厚の薄型六角ハブと、京商純正のホイール(オフセットが浅い)を組み合わせる方法が、主流と思われます。僕もそれを試していましたが、この薄型六角ハブに合うホイールの種類が少なく、特にスーパーナローのホイルは皆無といってよい状態。TYPE-Rのサスアームには、190mm用の穴が開いているので、それと、田宮のTA01用ユニバーサルシャフトを組み合わせれば、その問題は解決するわけですが、しかし、それではつまらない。以前から、(それは、もう、オプティマを使っているころから)京商のナックルとリアアップライトは、その全長が長すぎると思っていたので、そこを攻めることで、アーム長はワイドのまま、六角ハブも薄くないヤツで、190mmを得ようと思ったわけです。

フロントの場合、キングピンをもっとホイールの内側に入れたいということからも、当初からターゲットとなる部品は田宮でした。京商同様ナックルホルダーにキャスターアングルが付いていて欲しいので、まずTA02用のホップアップオプションズ金属製のナックルホルダーを検討していました。(キット純正はキャスター設定無し、金属製のものは、キャスターアングル付き)が、運よくTA03が発売、このパーツにはキャスターアングルが付いているので、重い金属製を使わずにすみました。TF-2とTA03パーツのフィッティングには、一切加工の必要がなく、ただ付けるだけで、約187mmの全幅が得られました。

逆に楽でないのが、リア回りでした。部品は当初からヨコモYR-4用に目をつけていたものの、このアップライトが京商と逆に短い。ただ付けるだけ(と言っても、京商のアームの間に収めるために、幅をカットして長さ合わせをする)では、全幅146mm程度の超ナローになってしまう始末。リアだけあきらめて、TYPE-Rのアームを短く使おうかとも思ったものの、やはりあきらめきれず、シャーシ側ピボットを新設することで、長さ合わせをすることにしました。ノーマルのピボットより左右1cmづづ外に出せば、目的の長さは得られます。車体最後尾のピボットは、カーボン板から切り出せばよいことで、楽勝ですが、(以前、ノーマルサイズで、スキッド角(仰角)が異なるタイプを作ったことがある)ネックは、前側のピボットでした。考え方としては、2つ。ノーマル部品(もしくはノーマルと同じサイズのフェニックス製金属パーツ)にエクステンションの自作パーツを追加するか、まるまる自作するかです。当然、楽なのはエクステンションパーツだけを作る方法。板材から延長分を切り出して、ノーマルにネジ止めするわけです。が、これが「美しいか」「スマートな方法か」という点で葛藤がありました。結局まるまる起こすことにしました。 当初は、5mm厚17Sジュラルミン板からの全削りだしを検討しましたが、「どうもゴツイ印象を拭いされないのでは」と思い、マウント部ジュラ、プレート部カーボンという構成になりました。この先、このあたりのアライメントには変更が出る可能性もあるので、そのときには、プレートだけ作りなおせばよいというメリットもあります。全ジュラより軽いですしね。ちなみに、このジュラ製のマウント部には、ギヤボックスプレートとの噛み合い部に、6mm径の削りを入れて、ここに外径6mm内径3mmのワッシャーやアルミスペーサーを入れることで、高さを変えられるようになっています。リヤサスのスキッド角を積極的にイジッてやろうという企みです。角度が強ければ直進性がよくなるはずです。

最後の写真は、YR-4用のリアアップライトを京商野アームに付けられるサイズに加工するための治具です。YR-4のリアアップライトは幅が広いので、京商のアームの間には入りません。両側をカットする(実測2.2mmづつ。両側をカットするのは、アクスルの位置(ホイールベース)を変えないため。)必要があります。当然、レザーソー等でカットすれば、よいのですが、僕はミニチュアフライスがあるので、それを使います。しかし、左右の部品を加工する場合、左右の精度を揃えることが困難です。(それはフライスがあっても困難は困難。)一つの部品なら、偶然精度良くできることがありますが、2つの精度を揃えるのは難しい。そこで、この治具に左右一緒に固定して、一度で加工するわけです。
自作は、アイデアが出た時点で30%完成、加工方法を思いついた時点で50%完成、治具ができれば90%完成と言えるでしょう。

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