JM
ジョニー・ネモニック
監督/ロバート・ロンゴ
主演/キアヌ・リーブス

ジョニーは情報の運び屋。大量のコンピュータデータの隠し場所は、当人の脳味噌にインプラントされた記憶装置。ヤバイ仕事で自分の脳の容量を遙かに越えるデータをアップロードしてしまったジョニーは、24時間以内にデータをダウンロードしないと、命が危ない。しかも、そのデータをヤクザが狙っている…。

ストーリー的には、データが欲しいヤクザ(たけし、クレジットにはTAKESHIとなってます。)と、データをダウンロードしないと死んじゃうジョニーの攻防。ジョニーはダウンロードのためのパスワードを無くしてしまい、裏技を探しまくる。ヤクザは脳味噌さえ入手できればOK。ジョニー圧倒的不利だが…。て事なんだけど、そんなのはどうでもいい。いや、ストーリー的にも演出的にも面白くって充分、及第点ですが、それよりパソコンやってる人、インターネットやってる人には各ディテールが最高に面白い。

なんてったって、最初ジョニーの脳味噌のデータ保存容量は、80GBなんだけど、こんどの仕事はそれじゃ足らない。どうするかと思えば、ペメックス・ダブラーなるソフトウェアをインストールして容量アップをはかる。(実際はそれでも足らなくて命が危ない。)インターネットにアクセスするのにデータグローブなる手袋はめて、バーチャルインターフェースを操作。ディレクトリ開けるのに、箱を開けるパントマイムする始末。サブディレクトリを開けるのに、箱開けて中から箱出して、また開けて中から箱出して…ってパントマイムするんだから、見てる側はニヤニヤしちゃいます。
原作のウィリアム・ギブソン(ニューロマンサーね、サイバーパンク)が、自ら脚本までやってるてことで、なるほどなと納得です。

で、ジョニー君は、裏技を持ってる天才エンジニアを探すわけですが、ネタをばらすと、そのエンジニアってのが軍用イルカ。イルカに何ができる!ってスネちゃうんです。
さて、イルカのでてくる映画と言えば…


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