薬師丸ひろ子のデビュー作?としても有名なこの作品。原作と監督は人間の証明と同じく、森村誠一、佐藤順彌コンビです。この頃の健さんは、まだ"闘う男"を演じていたんですね。78年だから、江利チエミが亡くなる前かな?(やっぱり記憶が定かじゃない)
人間の証明に比べると、ラストのストーリーが弱いですね。でも、アクションが多く、健さんの映画として成り立っています。角川らしさもちゃんと漂っているし。薬師丸の「おとっつぁまを、殺さねでけろ」って台詞がいいですね。(なんでいいんだか判らんが)中野良子は下手です。松方弘樹は自衛官というよりヤクザです。各出演者がどうしても「仁義」を引きずってます。
人間の証明では、不良息子に岩城滉一を迎えてましたが、野性では、館ひろしです。これも若い。

さて、健さんの映画といえば、ヤクザ映画を思い出しだしますが、こんなペーソス漂う映画もあります。