異人たちとの夏
監督/大林宣彦
主演/風間杜夫

疲れた脚本家は、地下鉄旧新橋駅の取材にいって、道に迷う。地上に出てみると、そこは浅草。かつて自分が住んでいた街で、早くに亡くした自分の父に遇う。しかも自分が子供の頃のままの姿の、若い父に。父と一緒に当時のアパートに行くと、そこには若いままの母も…。

父は鶴太郎、母は秋吉久美子。この二人が絶品。僕は大林ファンですが、それを引いても、充分見られる映画です。もう一人、脚本家に取り憑く亡霊として名取裕子がでてます。評論家は、この名取とのシーケンスがなければ傑作といいますが、僕はストーリー的には重要、撮り方(特に特殊メイク)が悪かった。といっておきましょう。お盆の映画なんですね。日本人の魂に訴えかけるものがあります。泣けます。遇いたいが、あってしまうと別れが辛い。の具現。しかも相手が死んだ肉親となると、映画を見ないでも想像しただけで胸にせまります。

さて、疲れた脚本家は風間杜夫が演じています。で、風間杜夫が出てる映画といえば…


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