田宮耐久用1/12レーサー

耐久レーサー 耐久レーサーピッチングピボット 耐久レーサーロールピボット 耐久レーサーフロントサス

チームのうてんきの主要メンバー(というより、ミンキー大出氏と、僕と、あの人と、あいつとあいつと…やっぱりほぼ全員か)は、エッチな漫画が好きです。80年代中頃、今ほどではないにしろ、エロトピアとは一線を画したポップ系エッチ漫画誌は数冊刊行されていました。(成人指定なんてない時代)その中の一誌が「レモンピープル」です。(まだあるのかな、でも90年代に入ってからのレモピは、すっかり牙を抜かれた漫画誌だった)レモンピープルで、ときどき、僕の琴線に触れる作家が一人、作品を発表していました。そのエッチのセンスが、当時から「変態」の誉れ高い僕にフィットしていて、とても「わかる」作品を描く人でした。しかも、その人の漫画には、僕の住んでいる街の話がでてきたり、模型の話があったりで、僕にとって「ビリビリくる」漫画家だったわけです。その人は「雨宮 淳」
あれは、1985年12月号のレモンピープルでした。「淳の青春夢日記2」と題された、その(失礼ですが)どうみてもネタ切れの穴埋め的日記漫画(だってエッチシーンないんだもん)のなかで、淳ちゃん先生は、ラジコンについて…
最近はポリカボディーに、お気に入りのキャラクターを描く、 まるの風ボディーが流行のようですが…
さらに
内気なM少年のみなさんっ!ぼくといっしょにレーシング・チームを作りませんか!? 雑誌社対抗耐久レースに出よ〜
なんてことを描いてあ〜るじゃないですか!これはラブコール以外のなにものでもない!
内気なM少年である、僕とミンキー氏は、まるのを代表してファンレターを書きました。数週間で返事が届き、まるのは、以降数年間「ピンクキャット・レーシングチーム」として、田宮耐久に挑戦することになるわけです。

ちょっと前置きが長かったですね。
写真の車は、そのときのレモピー用マシンではなく、それからずっと下った時期のもの。たしか、F1はロードウィザード→ロータスあたりが発売されていて、まだCカーは発売前、雑誌社対抗レースも1/12のレーシングマスター(ようは、トムスとポルシェ)でやってた頃、1/12での最後の耐久だと思います。改造規定が甘かったこともあって、ほぼ自作です。シャーシ、フロントサスは自作(D&D社製カーボン)、リアアクスルマウントはレーシングマスターですが、アクスルは、F1用を丸々流用のボールデフ。F1用リアホイルの幅をカットして使ったはずです。

当時、本当の1/12レーサーも、素材のシナリによらない、ロール、ピッチを模索していた時期で、当然、僕の車もそこいらへんをパクッています。ロールは、ホットショット/ブーメラン系のキングピン用ボール&シートを流用してフリーに、ピッチングも当時としては画期的な(たしか完全独立型は12では無かったはず)、ボールリンクを使った(本当はレインボーのアルミボールリンクを使った)フリー構造でした。今の、1/10レーサーに近い構造ともいえますね。
実際の走りは、この車に被るボディが紫電改ということもあって、ボロボロ。とても開発費(出したのは淳ちゃん先生)に見合う走りではありませんでした。

淳ちゃん先生ごめんなさい

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